『魔法少女まどか☆マギカ』浮世絵木版画-円環之理
©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project
『魔法少女まどか☆マギカ』の
アニメーション制作・シャフトによる
イラストを今回、浮世絵木版画として
7月27日(土)日本時間12:00より
日本・北米ほか世界各地で発売いたします。
■『魔法少女まどか☆マギカ』
初の浮世絵木版画
希望を願う魔法少女がやがては
絶望し魔女になるという悲劇の連鎖から、
全ての魔法少女を解き放つことを願い
魔法少女となった主人公“鹿目まどか”。
その願いは非常に大きく、
まどか自身は新たなる世界の概念
『円環の理』と化した。
『円環の理』は、誰にも観測されず、
干渉もされない存在。
魔法少女が倒れ魔女になろうとするとき、
その姿を現わし世界の理の外へ導いて行く。
この『円環の理』を題字とし、
『魔法少女まどか☆マギカ』の
アニメーション制作・シャフトによる
「アルティメットまどか」のイラストを浮世絵木版画として制作しました。
本作の繊細な職人の手仕事によって細部まで再現された浮世絵を通じてご鑑賞ください。
■浮世絵木版画を
制作するにあたって
日本を代表する伝統工芸である浮世絵。
しかし今産業全体が危機に瀕し江戸時代から続く
この伝統技術を継承している職人は日本全体で
数十人の規模まで縮小しています。
若手の育成にも注力している一方、
日々原料を含めた生産量が縮小しその
数は少なくなってきているのが事実です。
この浮世絵の木版技術を後世に伝えて
続けようとしている現役の職人
(絵師、彫師、摺師)の方々とともに、
伝統的な技術と『魔法少女まどか☆マギカ』が
コラボレーションすることで、
新たな角度から浮世絵の良さを
世界中の人々に知って頂くこと。
そして、
日本が世界に誇るこの文化を途絶えさせず、
発展の一端に寄与していきます。
あなたに届けたい。日本の伝統工芸の真髄。
【浮世絵木版画制作のこだわり】
人間国宝 岩野市兵衛氏による、
究極の越前生漉奉書
《九代目岩野市兵衛》
1978年に九代目岩野市兵衛を襲名。
2000年6月に、国の重要無形文化財
「越前奉書」の保持者(人間国宝)に
認定されている。
越前の風土の中で代々受継がれてきた
「越前生漉奉書」を漉き続ける。
「生漉奉書(きずきほうしょ)」とは
楮(こうぞ)を原料にして漉かれている、
日本の伝統と歴史に裏付けされた
まさに和紙の中の和紙。
筆の滑りも良く、神事の儀礼用紙の他、
版画等にも使われ、数百回木版で
摺る圧力にも耐えうる究極の和紙 を今回使用し、
江戸古来の日本の伝統の紙の質感や、
100年後、200年後も残り続ける様想いを
込めて今回採用した。
究極の手彫り、手摺の美学。
【彫り】
浮世絵木 版画は、まずデザインを元に
木版を色ごとに分け、
一つ一つ彫り出す所から始まります。
それはご覧の様に恐ろしいほど
緻密な作業の連続で、たった1ミリのずれですら
画面全体に及ぼす影響は大きく、
完璧にずれなく彫り上げる様はまさに
職人の長年の鍛錬の賜物とも言える。
輪郭や髪、姿形は勿論の事、
題名や色に現れない背景の部分も含めて、
全て手作業で彫り続る。
これ程までに繊細な木版を使用するからこそ、
何千回も摺りをしている中で欠けてしまったり、
破損してしまうため、
浮世絵は全て限定生産で
しか送り出せないものとなっている。
【彫師 - 菅香世子】
高校卒業後、東京都荒川区の匠育成支援事業の職人見習いに応募、江戸木版画の彫師として7年間の修行を経て独立。
現在、数少ない経産省認定の女性伝統工芸士として卓越した技で浮世絵木版画の
2003(平成15)年 江戸東京博物館
「大江戸八百八町展」にて実演
2005(平成17)年 日本橋三越
「名所江戸百景完成記念展」にて実演
2008(平成20)年 江戸東京博物館
「北斎漫画展」にて実演
東京伝統木版画工芸協同組合員
【摺り】
今度は色ごとに伝統の塗料をベースに
摺りの作業が始まる。
これもたった1ミリのずれや圧力が
弱すぎたりすると画面全体にずれが
生じてしまうという職人技が求められる世界。
また、色合いは摺ってみないと
最終的にどうなるか分からない中、
数十回も塗料を変更しながら、
究極の色彩を追求した。
【摺師 – 伊藤達也】
1965年 東京根津に生まれる。
1985年 実父の幾馬系四代目伊藤智郎の後を継ぎ、師匠小川文彦の元で修行を積む。
1994年 第1回浮世絵木版画作品展に出品及び実演。
1995年 東京都優秀技能者知事賞受賞。
1998年 「北斎漫画」15冊摺刷(共同摺刷)。
欧州(オーストリア、ハンガリー、
フランス)にて実演。
2001年 竹内栖鳳「栖鳳習画帖」摺刷。学習院大学
「桜再生プロジェクト展」にて実演。
2002年 円山応挙「丹頂鶴」摺刷。
2003年 江戸東京博物館
「大江戸八百八町展」にて実演。
2005年 日仏文化会館(パリ)「広重展」にて実演
2006年 伊藤若冲「若冲画譜」摺刷
2010年 郡山市立美術館「北斎漫画展」にて実演。
文化庁の無形文化財選定保存技術に認定されている職人。
■『魔法少女まどか☆マギカ』の
浮世絵木版画に輝きを添える「スワロフスキー」
■商品情報
『魔法少女まどか☆マギカ』浮世絵木版画
「円環之理」
販売価格:65,000円+TAX・送料
販売数:限定300部
額箱&浮世絵木版画証明書付き
仕様:絵(W:約243mm × H:約363 mm)
額(W:約432mm × H:約547mm × D:40mm)
額:木材、裏版・木製合板
マット:紙製
和紙:人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
彫師:菅香世子
摺師:伊藤達也
スワロフスキー装飾:MOKO(Karma Creative)
浮世絵版元:株式会社版三
商品は浮世絵柄のオリジナルの額装箱にてお届けいたします。
伝統的な浮世絵木版画の技法を用いて制作されたことを証した証明書が付随しています。
©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project