攻殻機動隊浮世絵 / Ghost in the Shell Ukiyo-e
1995年に公開された日本が世界に誇る長編アニメ「GHOST IN THE SHELL」の浮世絵木版画を6月1日(土)日本時間12:00より全世界同時発売いたします。
「攻殻機動隊」という日本を代表する作品を日本が誇る伝統技術である浮世絵木版画の技術を用いて、メインビジュアルをベースに新版画の表現を取り入れるなど、新たな浮世絵として作成いたしました。
攻殻機動隊浮世絵 / Ghost in the Shell Ukiyo-e
『Ghost in the Shell Ukiyo-e』
販売価格:80,000円+TAX・送料
販売数 :全世界限定300セット
仕様 :絵(W:約215mm × H:約350mm)
額(W:約425mm × H:約540mm)額付き
額 :木材、裏版・木製合板
マット :紙製
和紙 :人間国宝 岩野市兵衛 越前生漉奉書
彫 師 :菅香世子(経産省認定・伝統工芸士、文化庁選定保存技術認定職人)
摺 師 :伊藤達也(東京伝統木版画工芸協同組合員、東京都優秀技能者知事賞受賞)
【浮世絵木版画制作のこだわり】
人間国宝 岩野市兵衛氏による、
究極の越前生漉奉書
《九代目岩野市兵衛》
1978年に九代目岩野市兵衛を襲名。2000年6月に、国の重要無形文化財「越前奉書」の保持者(人間国宝)に認定されている。
越前の風土の中で代々受継がれてきた「越前生漉奉書」を漉き続ける。
「生漉奉書(きずきほうしょ)」とは楮(こうぞ)を原料にして漉かれている、日本の伝統と歴史に裏付けされたまさに和紙の中の和紙。
筆の滑りも良く、神事の儀礼用紙の他、版画等にも使われ、数百回木版で摺る圧力にも耐えうる究極の和紙を今回使用し、江戸古来の日本の伝統の紙の質感や、100年後、200年後も残り続ける様想いを込めて今回採用させて頂きました。
究極の手彫り、手摺の美学。
【彫り】
浮世絵木版画は、まずデザインを元に木版を色ごとに分け、一つ一つ彫り出す所から始まります。
それはご覧の様に恐ろしいほど緻密な作業の連続で、たった1ミリのずれですら画面全体に及ぼす影響は大きく、完璧にずれなく彫り上げる様はまさに職人の長年の鍛錬の賜物とも言えます。
輪郭や髪、姿形は勿論の事、題名や色に現れない背景の部分も含めて、全て手作業で彫り続けます。これ程までに繊細な木版を使用するからこそ、何千回も摺りをしている中で欠けてしまったり、破損してしまうため、浮世絵は全て限定生産でしか送り出せないものとなっているのです。
今回の作品は、1995年に公開された劇場作品「Ghost in the shell」のキービジュアルをベースに、海の水面の表現は明治から昭和にかけて日本の衰退する浮世絵木版画を復興すべく活躍した川瀬巴水(かわせはすい)の表現をモチーフにしています。
【彫師 - 菅香世子】
高校卒業後、東京都荒川区の匠育成支援事業の職人見習いに応募、江戸木版画の彫師として7年間の修行を経て独立。現在、数少ない経産省認定の女性伝統工芸士として卓越した技で浮世絵木版画の文化継承に貢献している。
2003(平成15)年 江戸東京博物館「大江戸八百八町展」にて実演
2005(平成17)年 日本橋三越「名所江戸百景完成記念展」にて実演
2008(平成20)年 江戸東京博物館「北斎漫画展」にて実演 浮世絵木版画彫摺技術保存協会会員 東京伝統木版画工芸協同組合員
2005(平成17)年 日本橋三越「名所江戸百景完成記念展」にて実演
2008(平成20)年 江戸東京博物館「北斎漫画展」にて実演 浮世絵木版画彫摺技術保存協会会員 東京伝統木版画工芸協同組合員
【摺り】
今度は色ごとに伝統の塗料をベースに摺りの作業が始まります。これもたった1ミリのずれや圧力が弱すぎたりすると画面全体にずれが生じてしまうという職人技が求められる世界。
また、色合いは摺ってみないと最終的にどうなるか分からない中、数十回も塗料を変更しながら、究極の色彩を追求しました。海の淡く深淵なブルーに、グラデーションを重ね摺りして浮かび上がる街の灯り、そしてグリーンとグレーを基調とした素子の姿が大胆な構図の中に調和しています。
【摺師 - 伊藤達也】
1965年 東京根津に生まれる。
1985年 実父の幾馬系四代目伊藤智郎の後を継ぎ、師匠小川文彦の元で修行を積む。
1994年 第1回浮世絵木版画作品展に出品及び実演。
1995年 東京都優秀技能者知事賞受賞。
1998年 「北斎漫画」15冊摺刷(共同摺刷)。
欧州(オーストリア、ハンガリー、フランス)にて実演。
2001年 竹内栖鳳「栖鳳習画帖」摺刷。学習院大学「桜再生プロジェクト展」にて実演。
2002年 円山応挙「丹頂鶴」摺刷。
2003年 江戸東京博物館「大江戸八百八町展」にて実演。
2005年 日仏文化会館(パリ)「広重展」にて実演
2006年 伊藤若冲「若冲画譜」摺刷
2010年 郡山市立美術館「北斎漫画展」にて実演。
文化庁の無形文化財選定保存技術に認定されている職人。
1985年 実父の幾馬系四代目伊藤智郎の後を継ぎ、師匠小川文彦の元で修行を積む。
1994年 第1回浮世絵木版画作品展に出品及び実演。
1995年 東京都優秀技能者知事賞受賞。
1998年 「北斎漫画」15冊摺刷(共同摺刷)。
欧州(オーストリア、ハンガリー、フランス)にて実演。
2001年 竹内栖鳳「栖鳳習画帖」摺刷。学習院大学「桜再生プロジェクト展」にて実演。
2002年 円山応挙「丹頂鶴」摺刷。
2003年 江戸東京博物館「大江戸八百八町展」にて実演。
2005年 日仏文化会館(パリ)「広重展」にて実演
2006年 伊藤若冲「若冲画譜」摺刷
2010年 郡山市立美術館「北斎漫画展」にて実演。
文化庁の無形文化財選定保存技術に認定されている職人。
©1995士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT
©1995 Shirow Masamune/KODANSHA・BANDAI VISUAL・MANGA ENTERTAINMENT. All Rights Reserved.